突然ですが問題です。
次に共通するのは何だと思いますか

九十九ラーメン
味噌チーズラーメン
生キャラメル
生キャラメル


里田まい

カチョカバロ

いももち

ホエー豚

空港ビジネス

北海道物産展

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正解は、

すべて北海道発のヒットビジネス。
そして、その仕掛け人がタレントの田中義剛(たなかよしたけ)氏です。

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田中義剛氏は、現在TVとラジオのレギュラー番組を6本持つ、いわゆる売れっ子のタレントさんです。
Profile:1980年に北海道酪農学園大学を卒業して、1986年に歌手デビュー。1987年に活動の拠点を東京に移しバラエティ番組を中心に全国ネットの人気タレントに成長、ドラマやCMでも活躍する。1994年に念願の『花畑牧場』完成。その後、タレントと酪農家の両面で活躍。

今日は、そんな義剛さんが書いた本です。田中義剛の足し算経営革命-北海道発 大ヒットの法則! (ソニー・マガジンズ新書)
田中義剛の足し算経営革命-北海道発 大ヒットの法則!

年商40億円、利益率15%目前の経営手法の紹介といった内容で、義剛氏が考えるヒット商品の法則、アグリビジネスの成功法、地方のビジネス・中小企業経営のあり方などを説いています。

北海道・十勝で10年間赤字経営を続けてようやく黒字経営に転換した牧場経営の経験とノウハウ、また、一方でタレントとして得た賢いメディア活用法など地方ベンチャービジネスの経営法が学べる本です。

その本の中から。
認知度がある程度あれば、新しい商品のブランディングが比較的簡単にできる。
生キャラメルはまさにここに目をつけている。誰もが食べたことのあるキャラメル。そこを少し改良しただけで大ヒットに。きっと身近なものも発想の転換があれば大ヒットするのかもしれない。
つらい経験はビッグになったときのエピソード。
去年の暮れに、羞恥心 with PaboでNHK紅白にも出たオバカキャラで売っている「里田まい」は義剛氏プロデュースのカントリー娘の一人。デビューするまでに結構がんばってるんですよね。牧場での重労働はもちろん、裸馬でも乗りこなしちゃうそうです。
脳にガツンと刺激を与えられるかどうかが、売れるかどうかの鍵になる。
ようするにヒット商品は記憶に残るかどうか、そしてまた手にいれたくなるかどうかということでしょう。「脳にガツンと刺激を」という表現がいかにも義剛さんの表現。
マイナス要因をプラスに発想する。
これはすべてに共通することなんでしょう。自分が作るイメージが人生のすべてというぐらいですから。

この本を読むまで義剛氏のことはよく知らなかったのですが、とにかく多額の借金を抱えてまでも牧場ビジネスを続けていたには人一倍強い信念があったからでしょう。

ベンチマーケティングに仕方にしても、ワンチャンスをすごく効果的に実践されている。TV局に企画を上げて、自ら現地に出向いて海外の牧場についのドキュメンタリー番組をつくり、そこに自分の牧場をとりあげて、プラス花畑牧場の宣伝までしてしまうという抜け目ない経営手法が凄い。

イタリア・パロマで見たホエー豚を日本でも出来ないかということで、ヨーグルト作りで本来なら廃棄処分しコストもかかるホエーを豚のえさにすることで一石二鳥を得たり、ニュージーランドのガーデニングファームから取り入れた牧場のショールーム化。花畑牧場も見せる化にして単に生産するだけでなく、そこにも観光客を誘致するといった具合にすべてはムダのない経営が理屈だけでなく実行力は経営者がもっとも求められるものなのだと関心した。

最近電車の中刷り広告では何かグレーな記事が出ていたりするけど、「出る杭は打たれる」ってことでしょうか。

それにしても日本のメディアはどうしてネガティブな話題な好きなんでしょう。読者や視聴者がいるから?それともそうしないと購読者や視聴率があがらないからんでしょうか。つまりはスポンサー獲得のため、昨今の資本主義社会破綻という言葉には何だか経済だけでなく人の心理までおかしくさせているような気がする。

毎日できるだけポジティブなニュースをインプットしたいものです。

Monday Michiru (Monday満ちる) - Sands Of Time