文部科学省のサイトを覗いてみると、各界著名人が集まった委員により構成された文化審議会*というものがあった。

そこで見つけたのが「これからの時代に求められる国語力について」というもの。
(4)「書く力」について

1)自分の考えや意見などを正確に伝える論理的な文章を書くことができる
  1. 客観的な根拠や理由に基づいて,自分の考えや意見を書くことができる。
  2. 読み手が理解しやすい構成を意識して,文章を書くことができる。
  3. 事実や根拠などを明らかにした論理的な文章を書くことができる。
  4. 単なる感想文ではなく,思考,分析,判断を伴う小論文を書くことができる。
2)伝統的な形式や書式に従った手紙や通信などの文章を書くことができる

3)様々な情報を収集して,それに基づいて明確な文章を書くことができる

今日は書く力に関する本を紹介する。

一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!
著者:高橋 フミアキ
販売元:コスモトゥーワン
(2007-11-28)
販売元:Amazon.co.jp
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従来のやり方が通用しない時代です。古いやり方は邪魔になる。親の世代がつくり上げた社会に乗り、道を外れないように進むのではなく、前人未到の荒野を切り開き、自らが道をつくらなくてならない時代です。
 
そこで必要なスキルは、

この先を見通す先見力、
自己を積極的に変えていく変革力、
そして人を惹きつける人間力。

じつは、この先見力と変革力、人間力のベースになるのが国語力なのです

本を読むこと、文章を書くこと、思索すること、そうした国語力がこれからの時代を生き抜くキーワードとなるでしょう。
と、奇しくも、国語力をテーマに書かれている。


▼今日の付箋▼


文章: 
まず書きたいという衝動がなければならない。誰かに伝えたいという思いをもつことが文章を書くうえでの第一歩。

文章がうまく書ける人:
 読む人がどんなことを読みたいと思っているのか、それを無意識に肌で感じ取り想像して書いている。

書く体力: マラソンで長距離を走る抜く体力と同じ。ひたすら書く。最後まで書くという経験を数多く積むことで書く体力がつく。

内容のある文章: 誰も考えたことのないような新しい視点で書くということ。聞いたことのないようなメッセージを読んだとき、読者が受ける驚き、それが文章の核となる。核となるメッセージがなければ、つまらない文章となる。

人を感動させる文章: 書き手が涙を流して書いたようなものでなければ、読み手が涙を流すことはない。(R・フロスト)

アイデアの出し方 5つのステップ: 

  1. 問題意識: アイデア誕生のプロセス
  2. 情報収集: 問題解決の糸口になる情報を集める
  3. 情報整理: 情報の取捨選択
  4. 分析: 深く考える
  5. 結論: この結論を導き出すプロセスでアイデアがわいてくる
読解力をみにつける訓練法: 読んだ本を要約したり、見たテレビや映画の要約を人に伝える。

4対2対4の法則: 例えば、時間が30分しかない場合、準備に12分、執筆に6分、推敲に12分費やす。


▼ひとこと、ふたこと▼

ハッとする言葉や、思わずうひざをたたいてしまうようなメッセージがある文章に出くわすと、見たこともない新商品のプレゼンテーションや、論理的で迫力と説得力のある交渉の場に立ち会ったときと同じように感動する。

逆に大量のメールに目を通さないといけない時に、支離滅裂な長文の文章が送られてきたり、目的がわからない文章を読まされるときほど苦痛なものはない。

昨今のコミュニケーションは、目に見える範囲にいながらも、携帯やメールで連絡をとる時代。だからこそ、自分のからの発信はできるだけ的確に相手に伝わる文章がかけるようにしたい。

1日たった15分、10日間で上達!という部分は本書を読んでもらうことにして、文章力がないと思っている人にはお勧めの本である。

Writing is My Hobby
Writing is My Hobby / Charles Jeffrey Danoff



▼目次▼

プロローグ 文章こそ最大のスキル

ステップ1  「文章がうまく書けない」には理由がある
  自分のいいたいことがうまく伝わらない自分の気持ちを文章でうまく表現できない ほか

ステップ2  文章力がない人の8つの弱点
  何を言っているのか話がよくわからない考え方に柔軟性がなく思い込みも強い ほか

ステップ3  騙されるな!文章の常識9つの落とし穴
  自由に書けと言われても感じたままに書けと言われても ほか

ステップ4  1日たった15分、10日続けるだけでスラスラ書けるように
  1行も書けなかった小学6年生が一気に書きはじめた「ストーリー仕立てで書く」テクニック ほか

ステップ5  もっといい文章を書くための究極テク
  結論を先に書くテクニック疑問を先に書くテクニック ほか

エピローグ



TIMES


*旧国語審議会・著作権審議会・文化財保護審議会・文化功労者選考審査会を統合し、設置された審議会